Dr.高須幹弥の痩身講座

2016年11月24日更新

醜形恐怖症や整形依存症の人は、何科を受診するのがよい?

「醜形恐怖症や整形依存症の傾向がある場合は、美容整形外科を受診してもよいのでしょうか?それとも、心療内科がよいですか?どちらがよいのでしょう」という患者さんからの質問にお答えします。

先生に質問です。醜形恐怖症や整形依存症の人は、病院の何科を受診すればよいのでしょう?美容整形外科に行くのがよいですか?それとも、精神科や心療内科ですか?どちらがよいのでしょう。それと、もしわかれば、具体的にどんな治療がよいのかも教えてください。よろしくお願いします。

醜形恐怖症は美容整形手術で治るのか?


高須幹弥 医師

醜形恐怖症や整形依存症の方は、高須クリニックにもよく来院されます。基本的に整形依存症の方は同時に醜形恐怖症であるケースがほとんどなので、おもに醜形恐怖症に対する治療を行ないます。その治療の一貫として、美容整形の施術をすることもあります。

施術をするかどうかは、ケース・バイ・ケースです。その人の顔に大きな欠点があって、それが施術によってバランスが良くなるのであれば、醜形恐怖症の人にも美容整形を行なうことがあります。醜形恐怖症の患者さんに美容整形の手術をして症状が改善する症例は、美容整形外科の学会でも認められているので、僕ももちろん、必要に応じて行ないます。

ただ、醜形恐怖症の根本にあるのは心の病です。それゆえ、手術だけで症状が出なくなる人は、ごくわずかしかいません。多くの場合、症状が少し改善する程度で、またしばらくすると整形手術をしたくなったり、なかにはより悩みが強くなったりする人もいます。

手術をしても醜形恐怖症の症状がおさまらない場合、僕は患者さんがどれだけ希望しても、必要のない手術はしません。ただ、美容整形クリニックのなかには、どんどん手術をすすめて、お金儲けをしようというところもあるので、気をつけましょう。

精神科や心療内科における、保険診療の罠

醜形恐怖症や整形依存症の患者さんが精神科や心療内科を受診しても、もちろん問題ありません。ただし、親身になって治療をしてくれる医師がいるかどうか、ここはチェックしておく必要があります。個人的には、そうした医師(醜形恐怖症や整形依存症をきちんと治療してくれる医師)は、ほとんど日本にはいないと考えます。それはなぜか――原因は、保険診療の仕組みにあります。

普通に精神科を受診してしまうと、何分間かカウンセリングや問診をして「はい、わかりました」と言われ、薬を出されるでしょう。抗不安薬や、場合によっては抗うつ薬が出されることもあります。

ただ、このカウンセリングと薬の処方は根本的な解決にはならないことが多いのです。薬を出されて、「じゃあ、また今度、2週間後か1カ月後に来てください」と言われ、そのタイミングで通院すると、また「どうですか」と聞かれ、「じゃあ、お薬また出しておきますね」の繰り返し。「症状があまり改善しない」と言うと、「だったら、お薬変えましょうか」もしくは「お薬を増やしますね」となり、どんどん薬が増えていくことになります。

なぜこうなるのかというと、健康保険が適用される診療では、本当はカウンセリングでじっくり話すのが大切であっても、カウンセリングだけでは収入がほとんどないからです。薬を出すことによって保険の点数になり、収入が入るのです。病院も経営がありますから、それを安定させようとすると、精神科の場合、薬をいっぱい出してずっと通わせるのが一番合理的となるわけです。こうなってしまうこともあるので、精神科や心療内科の受診は注意が必要だと、僕は思います。

通うならば、カウンセリングを重視してくれるクリニックに

しかし、もちろんそんな医師ばかりではありません。きちんと醜形恐怖症や整形依存症の治療をしてくれる精神科、心療内科の医師もいます。

そうしたクリニックは薬を出すことよりも、カウンセリングを重視したり、行動認知療法などの治療法を勧めてくれたりする場合が多いです。

ただし、カウンセリング重視の医師は自費診療のことが多く、料金が高くなってしまうのが難点かもしれません。カウンセリングで1回5,000円~1万円、場合によってはもっとかかることもあるでしょう。お金はかかってしまいますが、精神科や心療内科で治療をするのであれば、そうした医師に頼ることが必要だと思います。

なかなか難しいとは思いますが、しっかりカウンセリングしてくれる、信頼のできる医師を選び、長い目で適切な治療をしていけるとよいですね。

まとめ

  1. その人の顔に大きな欠点があって、それが施術によってバランスが良くなるのであれば、醜形恐怖症の人にも美容整形を行なうことがあり、ケース・バイ・ケース。
  2. 手術をしても醜形恐怖症の症状がおさまらない場合は患者さんが希望しても、必要のない手術はしないことが多い。
  3. 良心的な病院ではカウンセリングを重視したり、行動認知療法などの治療法を勧めてくれたりする場合が多い。 ただし、カウンセリング重視の医師は自費診療の場合が多いので事前に保険がきくかどうか確認が必要。

Dr.高須幹弥の痩身講座

  • メール相談 お気軽にメールにてご相談ください
  • カウンセリング予約 東京・横浜・大阪院カウンセリングはオンライン予約できます。
  • 美容整形なら高須クリニック

メニューへ戻る

ページTOPへ

Copyright © Neos Corporation All Rights Reserved.