Dr.高須幹弥の痩身講座

2016年12月26日更新

ライザップで痩せたのにリバウンド……脂肪吸引ならリバウンドしない?

食事制限と運動中心のライザップに対して、脂肪吸引は直接脂肪を外に出す施術。リバンドもしないように思えますが、一概にそうとも言えません。脂肪吸引後、キレイなプロポーションを保つポイントとはなんでしょうか。


高須幹弥 医師

――本日は40代女性からのご質問です。「実は私、ちょっと前までライザップに通っていて、6ヶ月間で72キロから58キロまで痩せました。お金は全部で200万円ぐらいかかりました。でも、ライザップに通うのをやめたら6ヶ月ぐらいで元の体重に戻ってしまいました。まさかこんな簡単にリバウンドするとは思ってもみませんでした。もう私は脂肪吸引するしかないですか?脂肪吸引ならリバウンドしませんよね。脂肪吸引なら何キロ痩せることができますか。真剣に悩んでいます。よろしくお願いいたします」

Dr.高須幹弥:脂肪吸引して理想的な体形になれば、いくら食べても太らないって思っている人いますが大きな間違いです。脂肪吸引でリバウンドしないのは、脂肪細胞という細胞の数を減らしているからです。同じ生活をしていてオーバーカロリーにならなければ、そこに脂肪がつくことはなく、ずっと脂肪吸引した後のきれいな体形を維持することができるということです。

ただ、ごはんを食べ過ぎてしまってオーバーカロリーが続けば、摂取カロリーが消費カロリーを上回るため、エネルギーを脂肪としてどこかに蓄えようとするわけです。脂肪は、エネルギーの予備タンクですからね。となると、脂肪吸引したところには予備タンクになるはずの脂肪細胞がないから、脂肪吸引したところにはあまり脂肪がつかないです。しかし、それ以外のところ、顔や腕、足、内臓脂肪などには脂肪がつきます。

――結局、高カロリーの食事を続けていれば意味がないのですね。

Dr.高須幹弥:100キロ超級の肥満の人が痩せたいからと大量に脂肪吸引する施術はあることにはあります。「メガリポサクション」といって、アメリカやヨーロッパ、南米など肥満が多い国では、一度に30リッターとか取ることもあるんですけれど、あまり一度に脂肪吸引すると健康を害することがあるんです。身体に負担がかかって倒れたり、なかには死亡することもあります。

本来、脂肪吸引はそういうものではありません。もっと言うと、脂肪吸引は、ダイエットしたけれど、どうしてもここの脂肪だけ取れない、お尻や太ももだけ取れないという人を、必要な分だけ脂肪吸引で脂肪を取って理想的なプロポーションにする、というものなんです。

――そうなんですね。

Dr.高須幹弥:どうしても下半身だけ脂肪がついて、おっぱいがちっちゃいから下半身を脂肪吸引して胸に注入しましょう、というような便利的な手術であって、大量に吸引して肥満の人を痩せさせるとかそういうものではないです。脂肪吸引すればリバウンドしませんよというわけではないです。同じ体重を維持していれば脂肪吸引したところがまた肉がつくことはないですって意味です。

――脂肪吸引は全体的に痩せる、というものではないんですね。

Dr.高須幹弥:ライザップに行って痩せてもリバウンドする人は、通うのをやめたら元の堕落した生活に戻って、リバウンドして太ってしまったという人が多いです。共通して言えるのは、言葉が悪いけれど「だらしのない人」なんです。結局、ライザップでも自分でダイエットするでも、自分を律することができて、食事制限したり、筋力トレーニングや有酸素運動できる人だったら、ライザップに行く必要もないし、太ることもない。自分で理想的な体形を作ることができるはずなんです。だらしがないからそういうことができない。

そういう人は、脂肪吸引しても同じです。脂肪吸引すれば、したところを細くすることは約束しますが、それでまたいくら食べても太らないというわけではありません。先に述べたように、脂肪吸引をしていないところに、脂肪が蓄積されますよ。もし、脂肪吸引をするんだったら、吸引して細くなった後は、暴飲暴食はしないでください、ということになりますよね。

――脂肪吸引しても、太らないように自律することが大切なんですね。

Dr.高須幹弥:この人がリバウンドしたのは、決してライザップが悪いわけじゃないです。ライザップって、糖質制限をさせて筋力トレーニングをさせる、ダイエットの王道的手法ですよね。糖質制限すればインスリンが分泌されないから、摂取した脂肪やたんぱく質を脂肪として蓄えようということが起きず、体脂肪が新たにつかない。なおかつ運動もして基礎代謝、カロリーも消費されるから、体脂肪が燃焼して細くなる。筋力トレーニングをすることによって筋肉がエネルギーを欲しがるから、そっちに糖新生された糖がいって、それでまたカロリーがそっちのほうにいく。体脂肪を蓄えないようにして体脂肪を燃焼させて痩せるっていうのは合理的だし、筋力トレーニングをすることによってかっこいい体形にしたり、きれいな体形にするってこともやっているから、理にかなっているわけです。

また、ライザップは高いと非難する人がいるんだけれど、それも言い訳ですよね。自分を律することができれば月1万円のジムに通ってトレーニングして糖質制限すればいい。結局、だらしのない人が自分でやることができないから、ライザップに行って高いお金かけて痩せるわけです。本人たちは、高いお金をかけることに納得した上でやって、結果もちゃんと出るから、法律に違反していることをやっているわけではないんです。

――なるほど。

Dr.高須幹弥:ライザップで痩せて卒業した後も、同じ生活を続けるか、あるいは糖質制限ゆるめにして食べ過ぎないようにして筋力トレーニングを続けるってことをやる必要がありますよね。脂肪吸引も同じです。部分的にここだけ細くしたいって人には向いている手術ですが、万能ではないんです。また、術後も、自律できるかが大切なんです。

――脂肪吸引をしても全体を維持していくには、暴飲暴食をせず適度な運動もしていくのがいいですね。

Dr.高須幹弥:そうですね。それを自分でやっていただければ、別にライザップ行かなくてもいいし、自分でダイエットして細くして、どうしてもおなか周りだけ取れないとか、足、太もも、お尻、二の腕だけ取れないっていうんだったら、そこだけ脂肪吸引するのもありです。痩せすぎてしまうと女性の場合、胸が小さくなることがあります。大体平均すると5キロ体重が落ちるとカップが1カップ下がるって言われています。だから、あんまり痩せすぎると、がりがりになって胸も小さくなるから、適度に皮下脂肪を残して、これ以上バストを小さくしたくないなと思ったら、脂肪がついているところを脂肪吸引して、バストに注入するというのもありですね。

――わかりました。幹弥先生本日もありがとうございました。

Dr.高須幹弥:はい、ありがとうございました。

まとめ

  1. 脂肪吸引して理想的な体形になれば、いくら食べても太らないというのは大きな間違い。脂肪吸引でリバウンドしないのは、脂肪細胞という細胞の数を減らしているから。
  2. 脂肪吸引は、ダイエットしたけれど、どうしてもここの脂肪だけ取れない、という人に必要な分だけ脂肪吸引で脂肪を取って理想的なプロポーションにするというもの。
  3. ライザップで痩せて卒業した後も、糖質制限ゆるめにして食べ過ぎないようにしながら筋力トレーニングを続けること。脂肪吸引も同じでリバウンドしないということではない。

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